2023.04.28
今年、みさと健和病院のリハビリ課では、4人のPTを新しく迎えました。
入職してくる皆さんは、働く事への不安、特に患者さんのリハビリを
しっかりと行っていけるのかと不安も抱えることもあると思います。
そんな不安を解消していけるように、当院では段階を踏んだ新人教育を行っています。
今回はその内容を紹介していこうと思います。
入職したての4月中は様々な研修に取り組んでいます。
研修の内容としては、社会人としてのマナーついてや病院で使われている器具などの説明、
リハビリ介入中の注意点などで、グループワークや演習、
介助方法など実技の練習を行ったりしています。
研修の一部、「危険予知トレーニング」の演習の様子で、
模擬患者さんの写真から考えられる危険なことを新人の皆さんで考えている様子です。
こちらは、新人看護師さんと合同で行った
「体位交換(ポジショニング)」の実技研修の様子です。
4月中旬からは、それぞれ先輩についていき、
実際のリハビリ場面の見学が始まります。
当病院では、回復期病棟、急性期病棟、地域包括ケア病棟があるので、
この期間に、各病棟の見学をしています。
5月に入ると、それぞれ担当する病棟に配属され、
実際に患者さんへのリハビリ介入が始まります。
とは言っても、最初から一人でリハビリをするわけではなく、
先輩のリハビリ介入を見学することから始まり、
次に先輩に同行してもらいながら、自身でリハビリ介入行い、
それ以降、一人でのリハビリ介入が始まります。
新しい患者さんを担当するたび、このように行い、
徐々に最初から一人でリハビリ介入が行っていけるように目指していきます。
配属してすぐの頃は、担当する患者さんは1~2人で、
だんだんと担当する人数を増やしていきます。
秋ごろには、先輩たちと同じくらいの患者さんの人数を担当し、
1日の中で一定量のリハビリを行っていけるようにすることを目標としています。
5月以降も新人さんたちが、成長していくために研修や勉強会は多く予定されています。
今年入職した4人の新人さんも、
このようなことに取り組んでいってもらっていますが、まだ緊張している様子です。
まずは職場の雰囲気になじんでいけるように、私たち先輩は、
暖かく見守り、手を差し伸べていきたいと思います。