2018.06.01
2018年度セラピスト新入職員を対象に、福祉用具の研修を1日かけて実施しました。
当法人は、福祉用具に力を入れています。福祉用具にも強いセラピストになる第一歩です。
まずは、午前中に総論からです。福祉用具の定義や制度についてを学びました。
みなさんはどんな補助あるか知っていますか?セラピストが知らないと、患者様の不利益になる可能性があります!
総論の後に、ポジショニングを学びました。
研修では、患者様の立場も感じてもらいたいので、辛い姿勢であえて寝れてもらい、15分後にポジショニングをして必要性を十分感じてもらいました。
どれだけ、ポジショニングの効果があるか感じてくれたようです。実際に背臥位姿勢での圧確認。集中している部分を感じて、その後のポジショニングでの変化を学びました。
ポジショニングは、ある物品でいろいろな工夫をしなくてはいけません。
先輩が一度ポジショニングを行い、その後班で体験を行いました。
午後は、リフトです。
リフトの種類、吊り具の特徴を学びました。
骨標本を使い、本格的です!
先輩方が、様々な吊り具の装着方法をみせてくれました。
特徴はまず見てから、イメージが付きやすいですね。
吊り上げる時のポイントを確認。初回に患者様に怖い思いをさせてしまうと、必要な時に受け入れてもらえなくなってしまいます。
本当は、この他に車椅子の選定方法を学びました。写真がなくて残念です。
車椅子選びには、関節可動域や姿勢、傾き、そして肢長計測が大事なんです!さらには、車椅子の特徴も様々。学ぶ事が多い一日でした。
私たち職員が在宅復帰を支援する上で、どれだけ患者様の安全・介助量軽減を図れることが重要になります。そこには、必ず福祉用具の支援が伴います。福祉用具を上手に選定することで、在宅での介助が安楽になり、在宅復帰する機会や確率が増えることは確かです。私たち健和会は、在宅復帰を応援しています!
千寿の郷 理学療法士 石井雄二